騰落レシオとは?・・・トレンドに乗った投資法をするのに必須の指標です!
売られすぎ、買われすぎを判断する指標はたくさんありますが、
中でもシンプルでわかりやすいものが
騰落レシオ
です。
騰落レシオを見るだけで、
日本の株全体の傾向が
簡単にわかる、
素晴らしく簡単で、信頼性の高い指標です。
たまに「当落レシオ」とか「暴落レシオ」とか書いてあるのを見ますが
「騰落」ですよ騰落。
暴落に巻き込まれてパニックになってしまったんでしょうか笑
素晴らしいと思った銘柄を買ったものの、
市場全体の暴落に巻き込まれてしまった...
という失敗をしたことが一度はあるのではないでしょうか。
RSIは知ってるけど、他にも覚えたい!
全体の売られすぎ・買われすぎ度を知りたい!
そんな方に、是非覚えていただきたい指標です!
個別の銘柄を売買する際にも
全体の動きは非常に重要になります。
何故かというと、
どんなに個別の銘柄が良くても
日本の株全体が強く下落していれば、引き摺られるからです。
売買タイミングを掴むために、
騰落レシオを読めるようになりましょう!
1.騰落レシオとは
まず、騰落レシオとは、
東証一部全銘柄を対象にとした
値上がり銘柄数と値下がり銘柄数の比率
です。
一定期間の間で区切り、
値上がり銘柄数÷値下がり銘柄数で計算し、
パーセントの形で表します。
具体的な数字で例えると、
下記のとおりにです。
値上がり銘柄数:150
値下がり銘柄数:150
=騰落レシオは100%
値上がり銘柄数:300
値下がり銘柄数:0
=騰落レシオは200%
値上がり銘柄数:100
値下がり銘柄数:200
=騰落レシオは50%
2.騰落レシオの読み取り方
この数字からわかるとおり、
騰落レシオが高いほど、値上がりした銘柄が多い、と読み取れます。
逆に、騰落レシオが低いほど、値下がりした銘柄が多く、
騰落レシオが100%であれば、半々です。
一般的に、騰落レシオが
120%を超えると買われすぎ・天井圏なことが多く、
70%を下回ると売られすぎ・底値圏と言われます。
そのため、
120%を超えた後、%が下がり始めたら売りエントリーのタイミング、
70%を下回った後、%が上がり始めたら買いエントリーのタイミング
と言えます。
騰落レシオは、
相場の方向感が転換するタイミングを狙って
売買できる、すぐれものなのです!
騰落レシオは、自分で監視銘柄を計算してもいいですし、
日経平均でしたらネット上に公開しているサイトがあります。
nikkei225jp.com
3.実際に見てみましょう。
こんな感じです。
ここ最近はかなり低くなっており、
底値圏であるということが読み取れます。
そうはいっても、低い状態がずるずる続いているため
すぐに買ってはいけません。
今すべきことは、
「毎日騰落レシオを確認し、
上向いたらすぐ買いエントリーをする」
ことです。
どんなに強い個別銘柄であっても、
市場全体の方向感にひきずられてしまうことは多々あります。
できる限り利益が得られるタイミングでエントリーするため、
騰落レシオは頻繁にチェックしましょう。
★まとめ★
①騰落レシオとは?
・・・一定期間に値上がりした銘柄数と値下がりした銘柄数の割合
②どう読むのか?
・・・120%を超えた後、%が下がり始めたら売りエントリーのタイミング、
70%を下回った後、%が上がり始めたら買いエントリーのタイミング
③すべきこと
・・・頻繁にチェック!
今回は騰落レシオをご紹介しましたが、
このようなテクニカル指標は、
複数を組み合わせて確認することが絶対に必要です。
他に使っているテクニカル指標が少ない方は、
下のような本などを読んで覚えてください。
一冊に、有名な指標がまとまっていますので
この一冊を読むだけで、必要な知識はすべて揃うと思います!
『テクニカル指標の読み方・使い方 儲かる!株の教科書』